『金の角持つ子どもたち』



上の子に『なんか本を買ってきてー』と言われ、本屋さんをぷらぷらしていた際に、なにげなく表紙の絵に惹かれ手に取った『金の角持つ子どもたち』という本。
背表紙を見ると、『サッカーをやめて中学受験をしたい』と突然言い出す少年とその家族、そして塾での物語のようだった。中学受験を経験した、息子にピッタリなのではないかと購入した。
息子は、あっという間に読み終わり、『受験をめっちゃ思い出した。』と一言。そしてとても良い本だったと。

私自身あまり読書をする方ではないが、中学受験の題材にした内容が気になり読んでみることした。

頑張っても成績が思うように上がらなくてもがく子供の気持ち、頑張っている姿を見守りどうにかしてあげたいと思う親心、子どもたちのためにひとりひとりに向き合う塾の先生の温かささ。何度も心が熱くなった。
そして上の子の受験をめちゃくちゃ思い出した。めちゃくちゃ頑張ってたなー。もっと褒めてあげたらよかったなーとちょっと反省もした。

金の角持つ子どもたち (集英社文庫(日本)) [ 藤岡 陽子 ]

 

我が家の下の子は、まだ先だが兄同様受験をしたいと頑張っている。頑張ってはいるが思うように点数が取れなかったり、なかなか理解できなかったり。苦戦している様子。
それに学校の友達が、遊んでいる様子を塾へ行く車の中から見かけたときは、『めっちゃ遊んでる~~』と羨ましそうに言うことがある。
『学年が上がるとますます遊べなくなるので、今遊べる時間があったら遊びに行っていいんだよ』と伝えてはいるが、実際は塾の宿題をこなすのに時間がかかるため、放課後に遊ぶ約束をすることはほとんどなくなってしまった。
『ツラくない?』『大丈夫?』と声掛けはしているが、本人は『塾面白いから大丈夫!』と言っている。全くの本心か我慢しているところがあるのかわからないが、まだ4年生。本人がやりたいということをサポートしつつ、見守りたい。

塾のテストで順位を付けられるプレッシャーや、頑張って勉強してもうまくいかなかった悔しさ、友達ともっと遊びたいのに・・という気持ちなどと戦っている下の子のがんばりをちゃんと見てあげよう。とこの本を読んで改めて思った。